111. 短歌ノート9月 もぐら   2006年09月30日(土) 22時48分 民の声なぞ適当に聞き流し、天の声をぞ聞くべかりける。 もぐら 蝉の殻切りて刻みて天扶羅に揚げて、じいじい秋の声かな。 もぐら 居酒屋よ、送迎車を出せ。病院も自校もホテルも皆出して居る。 もぐら ゐし人はゐしばかりにて、けふはそを知らぬ風のみ吹き募るなり。 もぐら 景気良し、景気悪し、と争ひて、四の五のいふともせむ方もなし。 もぐら きのふ識りし人はし鬼女にありしか、と思ひて酒呑む宮城野の秋。 もぐら ゆふべ見し加賀の夕月去り難に、けふ宮城野の萩を見しかな。 もぐら 柿 そこ此処に小鳥飛びきて、ついばみて残りし柿のあはれなるかな。 もぐら やうやくにそれらしき色になりにける、柿ある庭に秋は来にけり。 もぐら 柿食ふを忘れたるらし、隣より気色の悪きがそそくさと出づ。 もぐら 爪の月 爪の月のあまりに淡しと思ふとき、人が頬にはほの紅差したり。 もぐら 息もせでじっと見つめてゐたきものは、白き指なる爪の月かな。 もぐら ただあはれ、ひたすらあはれ、と言ひ暮し、今ありあけの月は入りけり。 もぐら 怒る心無し、と言ひつつ怒る心多かる人を恐ろし、と思ふ。 もぐら 人の話外らすを以って座談の巧、と教へし人はそも誰なるや。 もぐら 花の命短かかり、とは誰言ひしかは知らねども、我また同じ。 もぐら 110. 短歌ノート8月 もぐら   2006年08月31日(木) 19時07分 我々は夏とふものに馴れ過ぎてゐないか。米がとれなくなるぞ。 もぐら 蜩の鳴き収むるの時に、さて夏は如何なるものか思ふなり。 もぐら ひさかたの夏の光のあらばよし。おたまじゃくしのけふは生まれつ。 もぐら 短夜の楽をし、まことか恋ふゆゑのゆめか、と言ひて覚めにけるかな。 もぐら ホスト役だけって、つまんないじゃない。メッシー怪獣なんて古いよ。 もぐら 同病を哀れむための歌にあらで、生きむがための歌にてあるべし。 もぐら 急に仲間外れとされたる迷惑星、我等一同困惑星なり。 もぐら 109. 短歌ノート7月 もぐら   2006年08月07日(月) 20時51分 港内に停泊するなきフェリーなれば、錨は既に錆つきてあり。 もぐら 欠航の理由は低気圧、と言へど、廃止目前やる気なきなり。 もぐら テポドンにびくついてゐては倒産すべし、とふ海の男逞し。 もぐら ゐ給ひし折のことども思ひ出でて、明日は往なむと思ふ頃かな。 もぐら 人の世の流れ速きや、うたかたのいづれが先とはつひ知らずして。 もぐら 振る旗のけふはし無ければ、ひたすらに昼寝をきめこむのみにてありけり。 もぐら 振りし旗の斯くもとりどりにありしか、と古書を捨てつつ恥ぢ入りにけり。 もぐら 一杯の飯椀がためにスト打ちし爺いが孫よ、何故食ひ残す。 もぐら 金無し、と言へば懸命勉強し安売せむと言ふ社長哀れなり。 もぐら くれなゐはくれなゐにして、きのふまでゐし藍色は跡形もなく。 もぐら 大しうと小しうと多きのまぐはひし、くれなゐけふは涙色して。 もぐら 108. 短歌ノート6月 もぐら   2006年07月02日(日) 07時17分 天丼はうましといへど、にゃにゃにゃんと塩多くして腹痛むなり。 もぐら 107. 短歌ノート5月 もぐら   2006年06月07日(水) 18時36分 さるべきはさるべきままに打ち過ぎて、けふはきのふの明日にてあるかな。 もぐら 恋ひしとのみ思ふ心の打ち過ぎて、けふはし五月の半ばとなりぬ。 もぐら 命とは定めにありと思ひしかども、定めとは命なりけり。 もぐら 夢の如き家建てなむ、と思へども、家には所詮夢は棲まざり。 もぐら 家褒め、もいまはせむ方なかりけり。鶉木とは何、と知らねば。 もぐら 106. 短歌ノート4月 もぐら   2006年05月01日(月) 23時45分 久方の光し無くは、花の写真などは撮れず、と思ふころかな。 もぐら 遠峰の雪消えにければ、久方の光の春となりにけるかな。 もぐら 寒し、とて花は咲かじと言ふを得ぬ、春の光はたふとかりけり。 もぐら みほとけの生まれたまひし、このころの光はましてたふとかりけり。 もぐら いつつむつくさめすれども、久方の光は春よと言ふばかりなり。 もぐら もの知らず、とておばちゃんをあざけれど、娘がおばちゃんになるにてありけり。 もぐら 光知らず生れ来しことこそ悲しけれ、黄泉より黄泉へと旅するまでなり。 もぐら 爺の撮るカメラはじじカメにはあらで、昔ながらのアナログなりけり。 もぐら ジジカメを買ひきて写真を撮りたれば、今浦島と思ふ頃かな。 もぐら 105. 短歌ノート3月 もぐら   2006年04月03日(月) 13時55分 桃は昔中国より来し花と言ふ。けふそれ飾りて雛を祝はむ。 もぐら 深き事情いろいろはしばし見ゆるなれど、やはりめでたきクールビューティ。 もぐら 金色のCDの如くに見ゆれども、めでたきものは金メダルかな。 もぐら 思索とふ紐ひきずりて歩みきて、はや古稀古稀と骨も折れけり。 もぐら 駅前にゐてただ君を待つ。蝉はあざける如くじいじい鳴くが。 もぐら 尼寺へ通ふ径なり、けふ白き桜ひとひら舞ひ散りゐたり。 もぐら 開会式の曲にて舞ひて金メダル、これも一つの運命と祝ふ。 もぐら りすりすりす、りすばかりなりしボストンのコモンは今年雪深し、とふ。 もぐら 座禅する坊主よ、お前は何者か、と問へば、昔は皇太子なりき、と。 もぐら とと様と鬼とが棲みゐしふるさとに帰れば、こんどは鬼婆がゐる。 もぐら 我が娘今歳取りゆけど、雛はなほ昔の顔をしゐるぞ悲しき。 もぐら 早々に雛を仕舞へど、我が娘一向に嫁に行かぬぞ悲しき。 もぐら 太郎、ただの男と俺は思ふまい。きっとイチロウを見返してやれ。 もぐら 仰ぐ空にまだ寒風の吹きすさぶ。だけど花粉は容赦なく降る。 もぐら 静香さんの金メダル見て、イナ「バーガー」見たいと言って皆に笑はる。 もぐら 幼きのこころを今も思ひけり、夕陽の径を独り帰るとき。 もぐら 美しく争ひけり、と思ひしに、結局水の掛け合ひとなる。 もぐら 人間の嫁にはえ成らぬ身がゆゑに、ただ丸まりて抱かれゐるなり。 もぐら 人間にキスして見れば、肌臭きこと、我が息も絶えむとするなり。 もぐら 訪はむとの心はあれど訪ひがたき、関の門閉ざす春の淡雪。 もぐら 夢に見てうつつに見たき春なれど、伊吹の峰に積もる白雪。 もぐら 児は眠り、我はチャットに夜を更かし、きのふは桜咲きそめにけり。 もぐら つくし生ひそめける野渡る春の風、我老いたれど今年もあらなむ。 もぐら リスカして、死のにほひ嗅ぐ愚か者の鼻にも、けふは梅薫るなり。 もぐら 二十二の青春。これから荒れ野へと旅立つ青春なれど、春風。 もぐら 我よりも一歳下なる我が妻は、共白髪にして一歳下なり。 もぐら 言葉強く優しきところなど無き妻の、こころづかひの嬉しき春なり。 もぐら 君恋ひ初めしころの倭は、青き空白き雲浮くまほろばなりき。 もぐら 世の狂ひ行くをし見れど、けふ桜きのふの如くに咲くぞかなしき。 もぐら 謹呈はされしなれども、読まれずにつん読なりける歌書あはれなり。 もぐら 白霜の薄きが如くの世なり、とふ。拙なき我にはひたすら冷たし。 もぐら 104. 題詠100首イベント 大福   2006年03月13日(月) 13時27分 もぐらさん、こんにちは。大福です。 昨日、ぽっぽさんのブログ http://blog.goo.ne.jp/ymizusu/にアクセスして、 このイベントを知りました。 題詠100首を詠んで投稿するイベントです。 http://blog.goo.ne.jp/daiei100syu/ 以下抜粋です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2006年 2月1日〜10月31日:参加受付 2月1日〜2月11日:題の募集  ※くわしくはカテゴリの「お題リスト」をクリック 2月28日:題の最終発表    ※作業の都合上「011〜100」は16日以降に随時発表 3月1日〜10月31日:投稿(トラックバック)期間 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー gooのページなので、gooのIDを取得する必要がありますが、 宜しかったら一度アクセスしてください。 五十嵐きよみさんが主催していました。 私は、参加するかどうか検討中です。 100首も詠んだことがないので参加しても続けられるか 不安なので。 私、実はgooのID持っていました。 http://blog.goo.ne.jp/hiro294tn/ で、グーというお題で短歌を投稿します。 グータラな 私もページ 少しずつ 更新しては楽しんでいる 大福 では、gooばかりですみませんが、よろしくお願いします。 103. 短歌ノート2月 もぐら   2006年03月10日(金) 17時19分 針の先の意外と太しと思ふとき。ピンホールカメラを造りたるとき。 もぐら 一病の息災なり、とは言ふもののその一病の手強きことかな。 もぐら 猫殿のお見合い予定日近づきぬ。けふより風は梅の香を運ぶ。 もぐら どの辺に乗るとも着くのは同時刻、と悟りし頃は定年となる。 もぐら どの辺に乗るかは検討余地も無き、ローカル線は一両編成。 もぐら ふるさとの無きはし悲しと思へども、気が楽なり、と思ふこともあり。 もぐら 少女には無線の話など興味なし、ラジオはどうして音出るの、と言ふ。 もぐら 強ひるとも甲斐なきものは人の世の、それはトラウマなんどと言はる。 もぐら 嘴の黄なるひよこと言はれてしころの懐かし、インフルエンザ。 もぐら ゆゑも知らずこの世に生れ来し我が頬に、梅の香運ぶ春の風吹く。 もぐら 生徒らの肩の鞄も重く見ゆる、秋深きころの田舎道かな。 もぐら 没となりし原稿橋より投げ捨てて、濁り増したる神田川かな。 もぐら 吐く息はいづこより来て何処へと行くらむ、我は食ふ物も無し。 もぐら 年取りて、朝の七時は皎々と、頭脳の中は冴え亘るなり。 もぐら 102. れす・さんきゅうです。 sakutaro   2006年03月05日(日) 22時57分 >我が娘今歳取りゆけど、雛はなほ昔の顔をしゐるぞ悲しき。 もぐらさん いかず後家てふ差別語は死語になり娘は立派なハンサムウーマン さくたろう。(娘) 一語なるチャットの短歌ありにけり苺農家はいかに有りけむ (語)番外 > ゆらさんは、ずっとお元気のようです。 よかったです。また宜しくお願い致します。 101. Re2:雛祭り 大福   2006年03月05日(日) 19時48分 もぐらさん、コメントどうもありがとうございます。 お雛様をしまうのは、そんなにあわてなくてもいいそうです。 早く片付けないと嫁に行き遅れるというのは迷信だと言ってましたが、やはり気になりますね。 お天気の良い日にしまうと湿気なくていいそうです。 >早々に雛を仕舞へど、我が娘一向に嫁に行かぬぞ悲しき。 もぐら このごろは、独身でもやっていける人が多くなって結婚の メリットが少なくなったのかも。 結婚して浮気やD.Vで苦労するよりはいいのかな。 今のところ大丈夫ですが。 また新しい短歌が出来たらお邪魔します。 100. Re:おひさです。。 もぐら   2006年03月05日(日) 09時07分  お久しぶりです。どうかまた宜しくお願い致します。 我が娘今歳取りゆけど、雛はなほ昔の顔をしゐるぞ悲しき。 もぐら  ゆらさんは、ずっとお元気のようです。 また宜しくお願い致します。 99. Re:雛祭り もぐら   2006年03月05日(日) 09時03分  はじめまして。どうか宜しくお願い致します。 雛祭りのお歌、たいへんありがとうございました。 早々に雛を仕舞へど、我が娘一向に嫁に行かぬぞ悲しき。 もぐら また、どうか宜しくお願い致します。 98. おひさです。。 sakutaro   2006年03月03日(金) 16時32分 くるくると回る気候に首まはす雛(ひひな)の貌(かほ)は    祖母の如くに  さく (さく山荘) http://homepage2.nifty.com/yura-yura/kiri/sakusaku_sakusann_no_sakusansou.htm デザインしてくれたゆらさんの消息教えて、、>もぐらさん(汗) 97. 雛祭り 大福   2006年03月03日(金) 14時22分 検索で見つけてきました。 短歌サークル楽しそうですね。 初めまして。 今日は雛祭りですね。 雛祭り歌は寂しげ詞は楽し内裏と雛は微笑みて 散らし寿司いろどり楽し3色で皿に飾れば香り漂う よろしくお願いします。 96. おめでとう もぐら   2006年03月02日(木) 10時21分 荒川 静香さんの金メダル、たいへんおめでとうございます。 コメントいろいろありがとうございました。 深き事情いろいろはしばし見ゆるなれど、やはりめでたきクールビューティ。 もぐら 金色のCDの如くに見ゆれども、めでたきものは金メダルかな。 もぐら これからも頑張って下さい。 95. フィギュアを見ながら さらさら   2006年02月24日(金) 22時25分   銀盤を跳びつつ滑る女の眼の時に鋭しトリノの冬に 荒川選手の姿に雄雄しい気高さを感じました。 素晴らしい四分間でした。 94. 祝福 桃草   2006年02月24日(金) 10時34分 荒川静香選手を称えて 荒波の大河を制し日の丸に君はしずかにうぐいすを聴く 桃  ☆〜☆〜****〜☆〜☆ 先日の<ひだまりの猫>の訂正です ひだまりの芝に寝そべる野良のもと豆腐屋の音高く響けり を ひだまりの芝に寝そべるノラのもと豆腐売りはラッパひびかせ に改めます。m(__)m 93. Re2:教えてください 常緑薫風   2006年02月22日(水) 17時16分 >幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆくーー 若山牧水 >「なむ」ですが、 >完了の未来、とお考え下さい。 >寂しさが終わってしまうだろう国があるのだろうか、 >です。 > どうかよろしくご検討下さい。 もぐらさん、ありがとうございました。もう一度よく考えて見ます。  慣れないので、一度送信ミスをしたようです。すみません。                      常緑薫風 91. Re:先の猫の短歌で 桃草   2006年02月22日(水) 15時40分 > 慎ましく体寄せ合う野良猫に冬の日射のしはしばし留まる >  軒下に寄り合うね猫のゆっくりと日射しの方へ体起こせり <ひだまりの猫>桃   ひだまりの芝に寝そべる野良のもと豆腐屋の音高く響けり  ひとこと・・・使い古された日本語は貴重です。大切に・・・   90. 先の猫の短歌で さらさら   2006年02月22日(水) 10時18分  慎ましく体寄せ合う野良猫に冬の日射のしはしばし留まる を短歌会に出しましたところ講師の「竹山広先生」から まず、初句に自分の気持ちを持ってくるのは良くない、また 「冬の日射しのしばし留まる」はあまりに使い古されている との批評を受けました。   軒下に寄り合うね猫のゆっくりと日射しの方へ体起こせり と推敲いたしました 89. Re:教えてください もぐら   2006年02月21日(火) 10時30分 幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆくーー 若山牧水 「なむ」ですが、 完了の未来、とお考え下さい。 寂しさが終わってしまうだろう国があるのだろうか、 です。  どうかよろしくご検討下さい。 87. 教えてください 常緑薫風   2006年02月20日(月) 17時31分 パソコン通信のフォーラムには時々参加させて頂きましたが、こちらでははじめてです。よろしく。  幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆくーー 若山牧水 ここの「なむ」の意味を取るのに迷っています。どなたかお考えを述べてくださればありがたいです。                        常緑薫風 86. Re:こんにちは もぐら   2006年02月09日(木) 23時15分 お立ち寄りたいへんありがとうございます。 寒い日が、去年からつづいていますが、ようやく日差しは春めいて参りました。  そう言えば、もうすぐ、猫様の恋の季節ですね。 猫殿のお見合い予定日近づきぬ。けふより風は梅の香を運ぶ。 もぐら  また、宜しくお願い致します。 85. こんにちは さらさら   2006年02月09日(木) 16時28分 寒い日が、去年の12月クリスマス前から始まりました。 もうずっと寒い寒いといっております。 春が待ち遠しいですね  慎ましく体寄せ合う野良猫に冬の日射しのしばし留まる 84. Re:冬 もぐら   2006年01月12日(木) 16時06分 明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。 雀あそぶ庭にも新たの光さす、めでたき年の始めなりけり。 もぐら 83. 冬 桃草   2006年01月09日(月) 15時25分 2006年始まりました。今年もよろしくm(__)mです。 冬の花光求めん雲厚く閉ざされし空おもく重くて 桃 82. 明けまして もぐら   2006年01月09日(月) 13時44分 おめでとうございます。 今年も、短歌サークルを宜しくお願い致します。 81. 短歌ノート12月 もぐら   2006年01月01日(日) 17時49分 夜さりにはみなかねの音そよと聞きて、我精霊と交はらむとす。 もぐら 交りし胡蝶の精の産みにけるうじ虫うじ虫、そよそよと鳴る。 もぐら 富士はけふ冬の光に咲きをらむ、散らす雪華のけふは美し。 もぐら 大瀬崎より見る富士に光ありて、駿河の海は秋深まれり。 もぐら 何ごとも縁えにしと思ひけり、人の縁も、物のえにしも。 もぐら 見しことのうつろばかりとなりにける、目覚めの秋の朝の薄霧。 もぐら なにごともうつろなりける歌こころ、けふ弾けしは何の色にか。 もぐら 今朝急に寒くなりけり、君子蘭、霜にはめげぬ緑嬉しも。 もぐら けふはしも朝より晴れて、青空に師走の薔薇も心地よげなり。 もぐら 産土の神ゐますこそ嬉しけれ、子の育つをし見給ふなれば。 もぐら 我が若き頃と同じき心したる娘が先を、悲しみにけり。 もぐら 甘え来し娘の顔を、けふの夢に見てけり。覚めては霜置きゐたり。 もぐら A女B女、天秤に掛け下りしはうを採りしが、今ゐるでぶの妻なり。 もぐら 早稲田なる面影橋にて見し人は、けふは豊かの腹となりたり。 もぐら 我が歯既に廃墟となれど、姉が歯も鉄筋足りぬ入れ歯なり、と言ふ。 もぐら 幻の虚空は消えて、本物の虚空様ゐるチャット嬉しも。 もぐら 予習せぬ教授に予習はせぬ学生、教室朝からのどかなりけり。 もぐら 禁煙にならぬタクシにご帰館す。亭主は浮き世のにほひのみさす。 もぐら 身の上の心配ばかりが先に立ち、講義さぼりてクビとなりけり。 もぐら おでん何故に玉子もペンも同じ値段。偏食我には不思議なりけり。 もぐら 膨張に膨張重ねし宿六の腹、包丁をもて一突きにしたし。 もぐら われもかうとふ花愛せし人、今は武蔵野いづこの里にゐまさむ。 もぐら 肥立ち悪しき妻が乱れし黒髪に、珊瑚の簪あるぞ悲しき。 もぐら 早立ち、とこころがけしが寝坊して、梅に日の出を拝みけるかな。 もぐら おれおれと言ふばかりにて我が孫は、事故じこ自己とわめきゐるなり。 もぐら 書斎とふ有り難きもの作りたれど、暖房忘れて早々退散。 もぐら 歳末の街の喧噪かき分けて、アーケード街駆け抜ける車。 もぐら 遊郭に浮き名のみ残るあはれさに、蓮の葉には露を零さむ。 もぐら 鶉鳴く里にゐしとふ人なくて、萩の露さへ虚しかりけり。 もぐら 十字架を負ひたまひゐしが悲しくて、けふ白百合に露をこぼせり。 もぐら 涸れぬ井戸のありとは知れど、我が庭に湧き出でざるが悲しかりけり。 もぐら 老眼のみならばまだしも、物忘れさへ加はりて、あら情けなや。 もぐら 衛生の概念無き人、手洗ひにて風邪治るとて不思議がるなり。 もぐら 電圧を測るに電流計を以ってす、と。学生やらかすまちがひのひとつ。 もぐら 80. 短歌ノート11月 もぐら   2005年12月05日(月) 17時16分 好きだった、というこころで蒼い蒼い瓦斯吸い込んで私は死にたし。 もぐら 空港に空港毎のにほひありて、また我異国に来たりし、と思ふ。 もぐら やまとには無きの茨の指すが如きにほひに、初の異国と思ひつ。 もぐら ミシガン湖より渡り来る西風のにほひに、樹々は黄金色なす。 もぐら 文に書くも土産にも成らぬ土地土地のにほひ思ふも、旅愁なりけり。 もぐら 色かほり失せしをなほも人と言ふは、さすが秋こそ悲しかりけれ。 もぐら 色も香も残りあらじ、と思ふほどの今朝は冷たき時雨なりけり。 もぐら 国粋主義者たりし君が遺稿には、なほ墨跡のかほり残れり。 もぐら 夢に聞きし御香のそよとかほり来る、けふはし五月の始めなりけり。 もぐら 昔のことのみ思ひゐる朝食の、鱈もレバーも腐りかけなり。 もぐら 思ふことなどのなべては詮なし、と小春は煎茶の香の中にゐむ。 もぐら 嫌いだから嫌いなんだよ。これが秋、秋っていうんだ。食い気だけだよ。 もぐら カップとは、ふくよかなるを思ひしに、分割払ひと言はれてしまひぬ。 もぐら なるが如くのみより成らぬ世とは知れど、なほも上前はねらるるとは。 もぐら 褒むる人のひとたりふたたりゐてもよし、もの知らぬ人の多き世なれば。 もぐら 見るが如く見ぬが如くして、なりはひのつらきを人は知るべかりけり。 もぐら 死ぬべくもあらず生くるべくもあらぬことを、人はし恋と言ふにしあるらし。 もぐら いづことも行方も知らでせし恋の、けふはしいづれの空を行くらむ。 もぐら 白百合を恋ひせしゆゑを問ひますな、我また一人のをみなにしあれば。 もぐら 人生といふひとことに、何百万粒の涙があるのだろうか。 もぐら 恋といふものなど無しと知りし夜は、黒き酒をぞ我が飲みにける。 もぐら 酒呑みて、世に疲れしと倦みしなどと、賢さうなることをほざくな。 もぐら 人恋ふがゆゑにぞ我が呑む一合の酒をし、君は咎め給ふな。 もぐら 三十歳の春より知らぬ君が肌に、我が八十歳の春教へまし。 もぐら にんげんは、旨き酒をし呑むために、生れしものとは思ひ給はずや。 もぐら 物喰ひて腹痛まぬことこそ嬉しけれ、何酒呑みてもうましと思へば。 もぐら 紫の横雲見つつ、くれなゐの酒呑む今朝はめでたかりけり。 もぐら    79. Re5:いちご もぐら   2005年11月19日(土) 23時18分 俳句苺摘み リンクは設置致しました。 たいへんありがとうございました。    78. Re4:いちご もぐら   2005年11月18日(金) 06時43分 破庭さんのページなのだそうです。 ただいま連絡中。    77. Re3:いちご もぐら   2005年11月17日(木) 09時44分 ご提案たいへんありがとうございます。 たいへん楽しそうなのですが、ところで、どなたにリンクをお願いすればよろしいのでしょう。 76. Re2:いちご 江美留   2005年11月15日(火) 13時46分 ご教示ありがとうございます。 > 本当に楽しそうですね。 http://0bbs.jp/15tumi/ 新FTHを確認したところ。。。僭越ながら、 「しりとり俳句」は、575フレンドパークで 「いちごつみ俳句」は・・・該当ナシでした。 先のURLでは破庭さん、みちるさん、千浩さん 夏海さんが、展開されている模様。新F俳句か、 新FTHへのリンク許可を管理人の方から打診を しては如何でしょうか。と、いう提案でしたっ。 75. Re:晩秋 もぐら   2005年11月09日(水) 21時53分  素晴らしいお歌、たいへんありがとうございます。 柿の葉の燃えるがごとく透明に赤く染まりぬ秋の夕暮れ 桃 柿の渋を茶にして飲まば、などと思ひつつはや落ち葉の煙尽きけり。 もぐら ひたすらのあはれならねど、柿落ち葉、紅蓮の炎の色も秋なり。 もぐら 残り葉の落つる一枚秋の音雁の訪れ聞く北の空 桃 顔見せの噂など聞き、さて京は、時雨するか、と思ふ頃なり。 もぐら やがてとは、明日にはあらで夢ならで、現に来むべき年を言ふかも。 もぐら  また宜しくお願い致します。    74. 晩秋 桃草   2005年11月04日(金) 14時48分 ご無沙汰しています。秋日和の午後には何茶が似合うのでしょうか? 柿の葉の燃えるがごとく透明に赤く染まりぬ秋の夕暮れ 桃 残り葉の落つる一枚秋の音雁の訪れ聞く北の空 桃 73. 短歌ノート10月 もぐら   2005年11月02日(水) 07時49分 風向きのくるくる変るネット社会、変らぬ道を変らず歩まむ。 もぐら 斯くも多く老人ゐたり、と思ふばかりなりけるデパート昼飯どきかな。 もぐら 年寄りの遊園地なり撮影会、カメラ担ぎて娘の尻逐ふ。 もぐら あだに血を流せしならず、と言ふばかりにして真実見ぬ人多し。 もぐら 残念と思うが、ファッションモデルには成れるが、ヌードになれない肢体。 もぐら 桑の葉に遥か昔を思い出す。蚕乙女は何処へ行ったか。 もぐら 遠峰に白きの積もるを見る朝は、我が吐息さへ白くありけり。 もぐら お前、文、お前は理系、と子にレッテル貼るのは一体誰なのだろうか。 もぐら 薩摩守、何処へ行くぞ、と誰何する改札、此処はパスネットのみ。 もぐら 兎には角など無ければ、聴き耳を立ててさっさと逃げてゆくのみ。 もぐら 世界記録狙ひて走れど、ゴール前脚が止まりてしまひて残念。 もぐら テロよりも、中とろ旨いぞ。オサム君、今度築地に食べに来ないか。 もぐら 紅梅のいと紋浮きたる葡萄染の御小袿、召せる君はも。 もぐら 梅に蝶、鳥飛び違ひたる小袿の白きに、逢はじと思はざりけり。 もぐら 浅はなだ海賦織りなまめきたれど、にほひぞ淡き夕べ悔しき。 もぐら 青鈍の織りに梔子聴色なる添へ給ひける、心ばせはも。 もぐら 濡れ縁に居る白猫よ、まだ家に入れないのか、私と同じに。 もぐら 野にをらば百獣の王と言はれたらむ、斑猫日向に惰眠をむさぼる。 もぐら 一夜のみの逢曳き舟を、天の川の河原の砂利ども邪魔立てをする。 もぐら 勤皇か佐幕かおいらは何処へ行く、鴨の河原に鍋くひはぐる。 もぐら 自転車に乗る男の子。ズボンの尻破れてゐるのを知らないらしいが。 もぐら 八番線銚子行きなり、調子外れだみ声外川の漁師なりけり。 もぐら 無言のまま帰る新聞勧誘員、毎日来ても、朝日は取らない。 もぐら けふは何処何処なりとは知らずして、あはればかりの秋の暮かな。 もぐら 猫ね子と寝てばかりゐる師走かな、たまには前足貸して下さい。 もぐら ひとつふたつ衝動とふを消してゆく。きっと甘い眠りになるだらう。 もぐら けふは君のワイシャツの色気に食はぬ、とふ口実の別れ話が。 もぐら 我が女房、小春といふが、とうに時雨すぎたる田圃のたたずまひなり。 もぐら 神無月なれば髪はし日々に薄く、友情さへもが紙の如かり。 もぐら 白菊のかほりの高き霜月に、めでたき君の齢数へむ。 もぐら いつか君の手紙を読もう、と机にはもう舞ふばかり今年の落ち葉は。 もぐら 浅草に行きたき訳は、電気ブラン、すきやき今半にとどめ刺したり。 もぐら 小春日の懐かしきことは変らねど、老いとはかくも憎きものなり。 もぐら 無垢にあらぬ我ゆゑ恋ふ、と言ひ給ひてし人ゆゑに我は火となる。 もぐら 72. Re:いちご もぐら   2005年10月25日(火) 19時41分 ご教示ありがとうございます。  本当に楽しそうですね。 71. いちご 江美留   2005年10月25日(火) 14時32分 もぐらさん、先月の鎌倉OFFから、もう1ヶ月を 過ぎましたね。面々は俳句を愉しんでいる様子です。 http://0bbs.jp/15tumi/ 「 苺摘み俳句 」BBSですね(微笑)よければ もぐらさんから声をかけてみては如何でしょうか。 70. 短歌ノート9月 もぐら   2005年10月05日(水) 10時27分 うつけなる我とは言へど、まろき月の夜には如何なる沓脱ぐらむか。 もぐら 花の色の女踊りの下駄先の揃ひ、やっとなー、やっとやっと。 もぐら なにも知らず始めしハンググライダー、秋の空とて上の空なり。 もぐら どきどきとするのは動脈だけじゃない、あなたが好きな私の静脈。 もぐら 911だけど、こちらは黙祷じゃなくて、うはうは三分の二議席。 もぐら 錦蛇の卵を割ってオムレツに。きっと明日は運が向くだろう。 もぐら 公園の池には紅き鯉のみにあらず、幼きあめんぼうもゐて。 もぐら 詩人ひとりゐて歌読むも、月も日も風さへ知らぬ顔する白秋。 もぐら 消えることのないもの。それは何だろう。約束さえも消えたのだから。 もぐら 紅葉狩、鬼女はあらねど、粗茶饅頭運び来たりし美少女ゐたりき。 もぐら 恥づるほどの不道徳せしことなけれど、男はやはり男なりけり。 もぐら 太郎次郎三郎四郎五郎らの家埋み、山埋み雪降りにけり。 もぐら 医師多く煙草止めしと言ふなかに、我が主治医どのなほもスパスパ。 もぐら 散歩せむ、と犬綱引けど、けふは月末ゆゑストと獣も我が儘。 もぐら 69. Re:継続して さくら   2005年10月03日(月) 22時42分 お返事ありがとうございました。 引き続き継続されていらっしゃるとのことで安堵いたしました。 こちらこそよろしくお願い致します。  風向きに惑うことなく歩みゆく道なき道を月に照らされ                           さくら 68. 継続して もぐら   2005年10月03日(月) 13時51分 風向きのくるくる変るネット社会、変らぬ道を変らず歩まむ。 もぐら  niftyのほうはniftyの都合で廃止されてしまいましたが、 http://fth.easter.ne.jp/ のほうで継続、頑張っています。  ぜひ宜しくお願い致します。 66. フォーラム さくら   2005年09月30日(金) 22時59分  目標のひとつ減りゆく寂しさに訪う部屋の温み求めん 短歌・俳句フォーラムが無くなっていました・・・。 移転されたのですか? 突然のことで驚いています。 65. 告知 虚空   2005年09月22日(木) 08時52分 「 詩のフォーラム 」閉鎖に伴いまして、連句の可能な サークルを緊急避難的に用意しました。以下URLです。 http://www.com.nifty.com/forum/C0027949/top.go まだ連衆を募っているだけですが、よろしければ、ROM などを含めて、お誘い申し上げます。。。上原輝男(拝) P.S. 講談社学術文庫「基本季語五○○選」山本健吉:著    2000円+税 が、お奨め、です。電子辞書など    でも「ホトトギス俳句季題便覧」が入っているもの    も、ありますね。必須は三省堂「十七季」ですが。 64. Re:残暑 もぐら   2005年09月03日(土) 11時45分 >無花果の香りに群れし蟻払い汗は絡みつ首筋つたう  お歌ありがとうございます。  本当に残暑は厳しいです。自宅の無花果は、今年は実なしの年のようでした。 これが残暑なりとは思へぬほどに痛き、藪蚊軍団槍逞しさ。 もぐら ひよ鳥に残せし柿とは思へども、啄まるるは心憎しも。 もぐら 63. 短歌ノート8月 もぐら   2005年09月03日(土) 11時36分 学者同士暮す不思議と、歌人同士暮す不思議を比べゐるかも。 もぐら ふつふつと悲しみの夢ありつれど、覚めてもまぼろしにてはあらざり。 もぐら 夢ならずまぼろしならぬ乳房とふ、熱きをけふは知りにけるかな。 もぐら 越えられぬ国境を持つ心から、それでも心へ越えて行く心。 もぐら 思い出すことばかりある午前零時。時間は止まれと夜霧が呻く。 もぐら 歌は物、などではないのに、作ること売ることばかりに必死なる人。 もぐら 覚められぬ夢など無いのに、寂しくて今朝から私はさめざめと泣く。 もぐら ひまさうな男は、「ひまぢゃない。」と言ひつつ、遠き遠きまなざしをする。 もぐら フィルムに写りし君は、夏といふ悔恨の中の羽虫なりけり。 もぐら 夏に居れば、汗の珠皆塊りて、我が身となりたる如く思ほゆ。 もぐら 波でさへ、けだるげに黒き水面を揺すりゐるのみなる、夏の海。 もぐら 戦後はや六十年と人は言ふ。我はしよくも生きたりと思ふ。 もぐら 腹減りし折に啜りし粥ゆゑに、今はし旨しと思はずなりぬ。 もぐら 鞍馬より貴船に到る道すがら、自転車漕ぎの我が幻の。 もぐら ふるさとの地震大水聴きゐたる、ラジオの電池は切れにけるかも。 もぐら 筍を掘りてゐたれば、懐かしく我生ひたりし頃し思ほゆ。 もぐら 秋風は、何処より来て何処へと往ぬるなるべき、大和島山。 もぐら 御霊けふは安んじゐたまふ天国に帰りたまひぬ、火は消えにけり。 もぐら トアロード下れば南京町といふ。中華料理の懐かしきかな。 もぐら きっともう百日紅の花散っただらう。きっとあの子はまだゐるだらう。 もぐら 高札を喝采し見る人びとの、背なをし恨むあはれ橋姫。 もぐら たふときの血筋ならねど、錦らしき旗掲げ行く人の尻逐ふ。 もぐら 豊能郡妙見山に願掛けて、けふは浪速の人に逢ふべし。 もぐら 七人の人と逢ふともうれしきは、歌心知る人と逢ふとき。 もぐら 鵲の渡せる橋も、談合の結果と思ふ浮き世なりけり。 もぐら この世よりあの世への道の細きこと、お初よ、しっかり掴まって居れ。 もぐら 悲しみに滲むは今宵の笛の音か、思ふは別れし妻のことども。  もぐら あと幾つ打って呉れるか、最近は間遠となりし我が心鼓動。 もぐら 野分とはあはれなるもの、きのふまでゐし野の花の散らふと思へば。 もぐら 62. 残暑 桃草   2005年08月25日(木) 20時48分 無花果の香りに群れし蟻払い汗は絡みつ首筋つたう 61. Re:蛍狩り もぐら   2005年08月11日(木) 17時33分 > 露降りて苔の雫に蛍舞い涼む足もとふわふわ浮きぬ とてもきれいなお歌、たいへんありがとうございます。 ほうたるの光ぼうっとしゐる草の路をし、君と行きにけるかも。 もぐら 泥に転びカメラどすんと落とせしを、救ひ呉れしは苔のクッション。 もぐら 60. 蛍狩り 桃草   2005年08月10日(水) 23時14分    露降りて苔の雫に蛍舞い涼む足もとふわふわ浮きぬ 59. Re:戦争 もぐら   2005年08月08日(月) 10時04分  いつも重うのですが、なんで、8月はこう暑いのでしょう。 かくも暑き日々に我等は負けにしか、汗には弱き我はさ思ふ。 もぐら 58. 短歌ノート7月 もぐら   2005年08月08日(月) 10時02分 聖者にはえならぬ我も、せめて福者となりて満腹するまで食ひたし。 もぐら 羞じらひはかなぐり捨てて、歌へ歌へ、此処は世界の中心だから。 もぐら 事故に逢ふ予感してけり、なにとなく苺の種の歯にはさまりて。 もぐら 百恵様のビキニを今頃拝みたくて、ヤフオク毎日漁りゐるかな。 もぐら 死ね、とまで言ひはせねども、乳恋ひて泣くをし止めぬ子ろし憎しも。 もぐら 鞍馬より出でしといふはそも誰ぞ。サンバ踊りのお供ならずや。 もぐら 精も根も尽き果てけり、と岩戸前。そろそろお出ましあるべし、と願ふ。 もぐら ほうたるよ、甘き水恋ひつどふべし。我なほ暗き酒を呑むべし。 もぐら 少女かつてありきと白き面言ふ、うつつは般若の我とは思へど。 もぐら いちごとは、くれなゐならず露ならず、君が心の珠とこそ思へ。 もぐら 賽の目の西瓜、スーパーに並びゐる。老人夫婦に便利なれども。 もぐら 柚子と言ひて、初冬の芳しき香り思ふ我はし、子らに侮られけり。 もぐら 人類の最後と言ふか、ブロンドの髪の一束、氷河に埋みたり。 もぐら 見むとすることのみ見るを盲目とふ、ならば恋ひゆゑ盲目とならむ。 もぐら 瞼より零れ落ちたる一滴なりしが、けふは宇宙に満ちたり。 もぐら 日貨排斥をさるる、と工場主、せむ方なしに手見つめゐたり。 もぐら 黒板にいたづら書きせる、へのへのもへじらの哄笑せる声聴こゆ。 もぐら 死ねとまでは言はぬのだけれど、せめて気配察して呉れよ、我憎む霊。 もぐら 何故かしらず夏とふ人を知りそめしこと、少しばかり悔いて居る秋。 もぐら 漆捌く君が右手の黒きこと、なにゆゑ恋ひしか知らずなりたり。 もぐら 丸い虹まん丸い虹仰ぐ空、今日から夏だ、お休みなんだ。 もぐら きのふ為せし手抜きはやはり手抜きなり、と剥離せしめし、けふのアスベスト。 もぐら 中村座此処にありき、と新冨町、鮎天扶羅に五合は空く。 もぐら 冷や汗が酒であったらよいものを、噴き出す塩を肴にて呑む。 もぐら 蓄音機回せば敵性音楽のジャズとやらいふ、お神楽どどんど。 もぐら 鬼のゐぬ間に抜けくれば、洗濯ものこんなに溜まりてゐしがにっくし。 もぐら 57. 戦争 江美留   2005年08月04日(木) 14時29分   戦争を知らない幸が神経を侵してゆくよ息苦しいよ   上原輝男    56. 原稿募集中 happy   2005年07月29日(金) 01時23分 □■■電子出版プロダクションdenonデノンが誕生しました■■□        <新人作家&原稿をただいま急募中です>    会社案内のURLをご覧ください。http://denon.open.cx/        原稿を見せてください。出版を検討します。         また、同時に出版企画も募集しています。          どちらも、お気軽にコンタクトください。 55. Re:露草 もぐら   2005年07月09日(土) 20時42分 はじめまして。どうか宜しくお願い致します。 露草は、とても青く綺麗で、今の季節に良く合っています。 露草の咲きたる色に情けかけ蔓延る勢い雑草なれば きのふありし悲しみばかり思ひては、けふ露草は涙零しけり。 もぐら  ぜひまた宜しくお願い致します。 54. 露草 桃草   2005年07月07日(木) 15時59分 露草の咲きたる色に情けかけ蔓延る勢い雑草なれば 露草よ厚かましきこと愛想つき野辺にありては可憐なれども ☆はじめまして。時々おじゃまいたします。よろしくね☆ 53. Re:夏の星 もぐら   2005年07月06日(水) 09時07分 >母猫の呼ぶ声悲し夏の星ウシミケチャトラ子猫座さがす  本当に悲しいですね。 大犬座小犬座あれども、猫座なし。ギリシャ人、猫嫌ひなりしか。 もぐら 銀座あり、金座なけれど、昔あり、と古地図を見るのも江戸の楽しみ。 もぐら 52. 短歌ノート6月 もぐら   2005年07月06日(水) 09時00分 もう夏になったのだよ、とまだ春の厚着のままの私である。 もぐら 冷房をガンガン効かせば贅沢、と思ふ人等の心貧しも。 もぐら 水無月の花の白しや、病みてゐてなほ美しき人が如くに。 もぐら 水が無し、一口呑みて死にたし、と思ひし夜の月赤きかな。 もぐら 庭に居る君とは知らで狸などと言ひてし我を罪し給へな。 もぐら アダムなりイブなり、我等が血統を継ぎてし子ろ等の恐ろしきかな。 もぐら 老婆心などではないぞ。おまえ何時こんなにたくさんナイフを買ったか。 もぐら 負け犬にあらざる我も、キャンキャンは遠慮せられてやはり遠吠え。 もぐら つひに我、人形として家はなし、ただ生ゴミは水曜日なり。 もぐら 紅薔薇も黄薔薇も白薔薇みなばらばら、偉大さの増す君が下腹。 もぐら 星の王子様のをられし小惑星、本日早朝流れ墜ちたり。 もぐら 51. 夏の星 金月銀星   2005年06月15日(水) 00時07分 母猫の呼ぶ声悲し夏の星ウシミケチャトラ子猫座さがす          金月銀星 近くの防波堤に猫の母と三匹の子猫がいましたが 三匹の子猫を捕獲・処理したらしく見あたりません 50. Re:梅雨寒し もぐら   2005年06月14日(火) 07時52分  今年の梅雨は、早いようです。 それほどに暑くはなけれど、三毛猫は冬毛あちこち残して歩く。 もぐら 猫抱くをせむか止めむか、迷ふほどの気温のけふは梅雨入りと言ふ。 もぐら 49. Re:生物実験 もぐら   2005年06月14日(火) 07時51分 細胞は全く不思議な存在です。 三十億年前生れしDNA、性懲りもなくけふも殖ゑむとす。 もぐら 赤血球、白血球、と暗記せし中学時代の懐かしきかな。 もぐら 48. 予感 水無月   2005年06月13日(月) 23時19分   暴力を1つ受けては心病み            また1つ受けぬる心手放す 47. ありがとうございます 水無月   2005年06月12日(日) 00時24分 今日もまた悲しきことがありました            生きぬく自信梅雨と流れる 子の寝顔何度も覗いてひとり言            君が好きです愛しています 46. Re:あれれ? もぐら   2005年06月11日(土) 08時23分  どうぞ、こちらにも、短歌をお寄せ下さい。 勿論、fthのほうでも、また、新・短歌フォーラムのほうでも OKです。  お子様のお歌、たいへんありがとうございました。 まったく、子供は悩みの深いものです。 若さゆゑセンスあり、など煽つるは、無能のおじんの印と思ふ。 もぐら 無経験と叱る親より、センスありと煽つる他人に靡く子ろはも。 もぐら 細胞膜中に篭りし遺伝子は、三十億年孤独なりけり。 もぐら 孤独嫌ふ遺伝子たりける我が親がゆゑに、我また子を作りたり。 もぐら 45. 生物実験 水無月   2005年06月11日(土) 00時00分 顕微鏡さらされているは死細胞             「時間よ止まれ」の魔法のような 誰の血か解らぬままに検鏡し             この美しき細胞にわななく 44. 梅雨寒し 金月銀星   2005年06月10日(金) 23時23分 梅雨寒し猫の母子は寄り添いて風々吹くな海はなぎろよ            金月銀星 43. あれれ? 水無月   2005年06月09日(木) 19時57分 f短歌はニフティ・サーブ時代に寄らせていただいたことがあります。 その時は、いろいろなお部屋があっても、見やすかったのです。 新しくWebに移行してから、どこに書いていいのか、見当がつきません。最初は、短歌フォーラムに書いていたのですが、いつのまにかこの掲示板に書いていました。迷いこんでしまったみたいです。 ここにこのまま書いてもいいのでしょうか? 42. 嫌われて 水無月   2005年06月08日(水) 22時41分 言の葉を拾い集める人いませんか          去りゆくあの子の背中を見ている 若さとはなんと身勝手な無秩序さ          さらりさらりと滑る髪の毛 老いていくわが身の錆を指摘され          言い訳言葉を出さぬ辛抱 41. さっそくですが。 ゆり   2005年06月06日(月) 20時17分 ニフがWebになって解らないことだらけです。さっそくですみませんが、ハンドル名を「ゆり」改め「水無月」にさせていただきます。 実の母実の父とは何なのか         知ることも無く不惑をこゆる 愛されていた日々だけを忘れさり         我だけが孤独と思う傲慢 40. Re:はじめまして もぐら   2005年06月06日(月) 10時19分  素晴らしいお歌、たいへんありがとうございました。 図書館は勉強するのに良い場所ですね。ぜひご活用を。  どうか、また宜しくお願い致します。 難しき本ばかりある図書室の中にて、漫画ばかりを読む子。 もぐら 宝掘るにはスコップも時間も要る。図書館やはり仕事の場なり。 もぐら 39. Re:はじめまして <(_ _)> もぐら   2005年06月06日(月) 10時17分  はじめまして。短歌、俳句などに興味をもたれたのはたいへん 素晴らしいです。ぜひこのサークルのほかにも、短歌・俳句フォーラムおよび新・短歌フォーラムでお楽しみ下さい。  いつでも大歓迎です。どうか宜しくお願い致します。 38. はじめまして ゆり   2005年06月04日(土) 22時41分 夕暮れがほんのりさしこむ図書室で        むすめと二人並んで二人 さあ帰ろうその瞬間からの本選び        図書室の中宝探しよ ただいまとドアを開けたら留守番の        息子も寝転び本読む夕暮れ 37. はじめまして <(_ _)> ☆minami♯   2005年06月04日(土) 21時32分 初めて書き込みさせていただきます。 最近 俳句 短歌 に興味が出てきまして いろいろ勉強させていただきたいと思います。 人前に出せる歌などございませんので 本日はご挨拶までとさせていただきたいとおもいます。 これから 時々伺わせていただきたいと思いますので よろしくご指導いただけますようお願いいたします。 <(_ _)> 36. 短歌ノート5月 もぐら   2005年06月03日(金) 08時39分 おおい、蕪村、お前の頃の淀川の夜舟はなくて、競馬場だぞ。 もぐら 藤の房の長きが如き繰り言をする父母は、けふもめでたし。 もぐら 大人用襁褓の商売繁盛す。我も近頃怪しくなりぬれば。 もぐら あと一分早起きしてれば、あの電車乗ってたはずと、ぞっとしている。 もぐら 初鰹などに縁なき老いにあれど、見るに無料なる若葉うれしも。 もぐら お初ならば、たよし、ミユンヘンよけれども、天神過ぎてのベコーまた佳し。 もぐら 古うたに見れども、今は初子とて小松引くことなきぞ悲しき。 もぐら けふは電車転覆せざりしなり、と言ふ朝のニュースはことごとしかりき。 もぐら けふは涼し、明日また涼しからむとふ。秋の稔りのこころもとなし。 もぐら バス降りて駆けゆきし小学生四人。スーパーなにかの福引きあらむか。 もぐら ばあちゃんよ、振り込め振り込めばかりにて、たまにはあたしにも振り込んでおくれよ。 もぐら 人恋ふがゆゑには恐れじ緋文字A、炎のままに我は生きなむ。 もぐら 七年目だから浮気もお目こぼし。地下鉄事故と思って下さい。 もぐら 官僚は階段必死に登り行けど、次官が止まりであとは定年。 もぐら 出世とて、五合目ほどにてお迎への車を待ちて、ゆるり行かなむ。 もぐら 父のせし鉢巻きをみて章魚なり、と言ふ幼子の生命あかし。 もぐら 白紙とは採点者には優しかり、大きく丸を書くのみなれば。 もぐら おかあさん、花丸なんかよりお小遣い、もっと増やして頂戴、お願い。 もぐら 絵手紙に何を描かうか思案して、筆が滑りて鬼太郎となる。 もぐら 餓鬼雀囀る聴けば、我もまたきのふの如しと思ほゆるかも。 もぐら 野に咲きてあばずれなりとは思はれぬことの嬉しき、ひめじょおんかな。 もぐら 観光の目玉とあれば、父と共に境港の守護神となる。 もぐら 花ならば散るにも迷ひはなかるべきを、人ゆゑ嵐の道に迷ふなり。 もぐら 来むと言ひ来じとまた言ふ人を待つ、春はし青葉の季節なりけり。 もぐら 観光と言ひてもうれしくなくなりし、歳と言ふのも恥ずかしきなり。 もぐら けふは呑み、明日も呑まむと思ふときに、酒呑む金のあるぞ嬉しき。 もぐら 34. Re5:冷や汗と赤面と・・ もぐら   2005年05月24日(火) 09時29分  素晴らしいお歌たいへんありがとうございます。  人間は死ぬまで迷うもののようで、私もいろいろと迷いを楽しんでいるところがございます。  ぜひ、また宜しくお願い致します。  不惑ふたつ過ぎたりけれど、思ふことの定まらざりける老いにてありけり。 もぐら 33. Re4:冷や汗と赤面と・・ さくら   2005年05月23日(月) 23時04分  身のうちの抱ふる不安にゆらぐまま三十一文字は惑うばかりに この通り、歌を始めて間もない私です・・。 風景を題材にした歌は詠めなくて、内面を切り取ったものばかりです。 管理人さまの歌に圧倒されます。 まずはこちらで練習させてください。 拙い歌で恥ずかしいばかりですが・・・。 私のサークルは、立ち寄ってくださる方々に支えられています。 ありがたいことと思っています^^ 32. どうかよろしく もぐら   2005年05月23日(月) 20時15分  素晴らしいお歌、たいへんありがとうございます。  貴サークルも拝見しております。にぎやかで楽しそうでいいですね。 どうか、ときどきは、こちらにも、また、ftanka.net にも、お越し下さいますように。 花ならば散るにも迷ひはなかるべきを、人ゆゑ嵐の道に迷ふなり。 もぐら 31. Re2:ありがとうございます。 さくら   2005年05月21日(土) 22時39分 皆様の歌に近づけるよう つれづれに詠んでいきたいと思っています。  ただ一語選べぬ我は迷ひつつ窓辺に寄れば初夏の匂ひし 29. Re:初めまして。 もぐら   2005年05月21日(土) 20時19分  こちらこそ、どうか宜しくお願いいたします。 どうか素晴らしい短歌をつづけて発展して行かれることを 期待しております。  また、よろしく。 28. 初めまして。 さくら   2005年05月19日(木) 15時31分 最近こちらのカテへサークルを置かせてもらいました。 同じ短歌のサークルということでご挨拶をと思い 書き込みさせてもらいました。 管理人様の「短歌・俳句フォーラム」も拝見させてもらっています。 初心者の私にとって、とても勉強になります。 まだ皆様のようには詠めませんが、よろしくお願い致します。 27. 短歌ノート4月 藤井陽一   2005年05月06日(金) 11時43分 ケイタイで見てる一行掲示板、きのうのあなたのことづけがある。 もぐら 共に駆けし荒れ野を思ふが如くに、馬はし優しきまなこしゐたり。 もぐら 誘う人はもういないのね。きのうから私は70歳になりました。 もぐら 教室で一人待つ子はお下げの子。かあさんお迎えまだなのでしょう。 もぐら 化くる如く化けぬが如き女きつねの、ひらりと消えし春霞かな。 もぐら 化け損なひ狸なりける学生ら、大化けし出づる春は嬉しも。 もぐら 節分はつひきのふとぞ思ひしに、けふ山さくらさへ散りにけるかな。 もぐら 氷上で、タンゴのステップ踏もうとした私よ、自分の歳、考えろ。 もぐら いとこはとこ誰が誰やら不明となる、ぼけの間近き春の歳かな。 もぐら 一群れのマラソンする人びとの中に、ふと見かけたる昔の恋人。 もぐら 太鼓腹かかへて長寿を願ふとは、恵比寿大黒無理と言ふなり。 もぐら 今日の衣装、きのふの衣装と思へども、明日着て行くワイシャツだに無し。 もぐら 黒髪の乱るるままの今宵はし、月さへおぼろに滲むまでなり。 もぐら 限りなき愛を誓ひし君なれど、けふワイシャツはなぜかよれよれ。 もぐら 耳もとで愛の誓いをささやいて、ここは割り勘にしよう、という君。 もぐら ほたる火の君は禁煙などできぬ。ベランダひたすら夏を待つのみ。 もぐら 同窓会同じ顔ぶればかりなり。むかしの小ギャルも今大狸。 もぐら 同じ顔ぶれと雖懐かしき、蝙蝠ばかりのさばる世なれば。 もぐら 26. 旧パティオ廃止 もぐら   2005年05月06日(金) 06時10分 旧nifty短歌フォーラムの運営などを話し合うためのパティオは、 この5月にて、niftyの都合により廃止されることになりました。  それで、引き続き、新・短歌フォーラム、および、短歌・俳句フォーラムの運営に関するご意見、ご討論などは、この、短歌サークルの場をお借りして行いたいと思います。  どうか活発なご意見をお待ちしております。 25. Re:若葉 もぐら   2005年05月06日(金) 06時04分 眩しきは若葉のベールそよぐ風ほほ笑む人の真白き歯なり 金月銀星  青葉若葉の季節になって参りました。 きれいなお歌、たいへんありがとうございます。 初鰹などに縁なき老いにあれど、見るに無料なる若葉うれしも。 もぐら  また宜しくお願い致します。 23. 若葉 金月銀星   2005年05月03日(火) 15時24分 眩しきは若葉のベールそよぐ風ほほ笑む人の真白き歯なり            金月銀星 22. Re:ケ−タイ短歌 もぐら   2005年04月01日(金) 21時41分 ケ−タイでまた数え合う春の星指を折りつつ涙に光る 金月銀星  お歌、たいへんありがとうございました。  ケ−タイで短歌するのは、簡単で、とても楽しいものです。 この前NHKでも取り上げたようですね。  うれしい気持ち、悲しい気持ちもすぐ送ることができます。 ケイタイで見てる一行掲示板、きのうのあなたのことづけがある。 もぐら  一行掲示板もぜひご利用下さい。  また宜しくお願い致します。 20. 短歌ノート三月 もぐら   2005年04月01日(金) 21時34分 淡雪をそっとつまんで見る人の指は、ほんのり紅になってる。 もぐら あっち向くかこっち向くのか歩き始めの吾子、ほらほら、どろんこじゃない! もぐら 終わりある人生だから始まりがあるのだ。私も初心に帰ろう。 もぐら 心とふ絲紡ぐもの、絲しあらば風は吹くとも縁結ばむを。 もぐら 知るままに心の絲を辿りけり、何時かは心に逢はむと思へば。 もぐら ぴょんと跳ね淡雪うさぎ天に消ゆ思いつのれど空しきかぎり 金月銀星 来年まで天に帰った白ウサギ。淡雪、けさは融けてしまった。 もぐら 京を恋ふ我にしあるらし、ちらほらと花の便りに耳澄ましゐる。 もぐら 若きどちの言語学ぶのこころざし、嬉しも、我も踏みたくあれば。 もぐら 落とされし我とは知らず、人びとの歌にぎはふを見るがともしさ。 もぐら 薄こほり踏みぬきける猫にゃと啼くを、よくよくみればほりえもんなり。 もぐら 剣納めそらを仰ぎて、一升の苦き酒もて我は酔はざり。 もぐら 薬のむ水と言ひしが、いつの間にか水呑む薬と言ふが悲しさ。 もぐら はるさめのやうなる春雨、べに色の箸もてすくふ渡月橋かな。 もぐら にこにこと、ほうほうとまたあはははと三人そろえば笑顔の真夜中。 もぐら あまずっぱい夜にはすこしだけ苦みの効いた、青い苺が似合う。 もぐら たもとからこぼれる白い指先も、ほんのり紅に染まる清水。 もぐら きっと善鬼なのだと信じる。真夜中に私をなぐった電信柱は。 もぐら 有為と思ひゐたりし年月、無為なり、と古稀となる頃やうやく悟りつ。 もぐら 友ゐしと思ひしことの嬉しくて、そのほかのこと思はずなりぬ。 もぐら 冷蔵庫開けてありにしアイス無く、子を叱れども知らぬ顔する。 もぐら 公園は怖きところと教育し、おとなにならば何処で遊ぶらむか。 もぐら オートロック一瞬の差で閉め出され、ホテルフロントに泣き付きにけり。 もぐら 小町、扇示してこれは我が歌ぞ、とて侮れる男ら叱りけり。 もぐら 歌書と歌書の間に挟みし萬札の、新札換えむとして無かりき。 もぐら お年玉貰ひし子らは親となり、まだ孫できぬ過渡期なりけり。 もぐら 自慢せし我が子は不始末しでかして、親は雑巾必死の後始末。 もぐら どら息子なりしが、けふは髪を三毛に染めて来しかば、どら猫!と逐ふ。 もぐら 古ノート開けて、昔の学生街なりける名曲喫茶思ほゆ。 もぐら きのふばかり見つめて歩いた私だから、けふは何にも残ってゐない。 もぐら なほも咲かぬさくらの枝に春よ春何故遅きか、と立ち尽くしけり。 もぐら 逝き給ひしとは何処にかゐ給はむ、ただ朧月のみぞ知るべき。 もぐら 京四条わたりを行けば、知らぬ人の後姿ぞ恋しかりける。 もぐら 19. ケ−タイ短歌 金月銀星   2005年03月31日(木) 10時02分 ケ−タイでまた数え合う春の星指を折りつつ涙に光る           金月銀星 ケ−タイ(携帯電話)のメ−ルで短歌を送るのが流行りです 新しい時代は新しい感覚の持ち主から生まれるのでしょうね ※18は古臭いので削除しました 17. Re4:淡雪 もぐら   2005年03月07日(月) 18時54分 来年まで天に帰った白ウサギ。淡雪、けさは融けてしまった。 もぐら たのしいお歌、本当にありがとうございました。 16. 淡雪 金月銀星   2005年03月06日(日) 01時55分 ぴょんと跳ね淡雪うさぎ天に消ゆ思いつのれど空しきかぎり 12. 2月短歌ノート もぐら   2005年03月02日(水) 11時23分 七年は短くあらねど、ありがたう、ありがたうとのみ思ひゐるかな。 もぐら ありがたう、と思はぬことなし、酒呑みて交通事故に逢はざりしとき。 もぐら ひとの時間、馬の時間に重ね合わせ、緑の中を走れよ、リコ号! もぐら 光だけが春になったよ。君の白い指先薄くピンクになった。 もぐら 心とふかなしきものを持つ我等、定型詩文にひた酔ひにけり。 もぐら もう君は、松山観光ガイドなんだ。市駅でゆっくり機関車回る。 もぐら ひとりゐて何の不満もなけれども、けふの難波の夜ぞさびしき。 もぐら 儚しといはぬ命はなけれども、歌知らずして儚かりとは。 もぐら 何や、同じ時代を生きてはったんや。C'est la vie, c'est la vie; うちら la vie en rose! もぐら み仏の笑み給ふをしそと知りぬ、月の光に濡れゐる秋の夜。 もぐら 雛を共に育てむとせし子はなくて、かんばせのみぞかなしかりける。 もぐら 今どきの子供学力低下せし、と学力不足の大人言ふなり。 もぐら 子供今学習意欲失せたり、と意欲失ひし大人言ふなり。 もぐら ゆとりとはゆるみなり、とふ先哲の言また佳しと思ひけるかも。 もぐら 峠越えて、けふは何処に宿るらむ、馬曵く男に夕日は赤し。 もぐら 五四と言ひ四五と言ふとも、めでたさの百歳までもあらまほしかり。 もぐら 九割なほ友ゐることの嬉しくて、稀にはあらぬ四十五年会。 もぐら 指南する人なきままにはじめてし、うたの道こそかなしかりけれ。 もぐら 私の背中を見てるつもりの子。きっと私の足先も見る。 もぐら ありさんの運ぶお砂糖子が嘗めて、ありさんきっと怒っているよね。 もぐら 君がサイズ我と合わずと喧嘩して、並んで濡れる春の雨かな。 もぐら 11. Re:開設おめでとうございます もぐら   2005年02月06日(日) 16時44分 某フォーラムの覧人さん、 いろいろ教えて頂き、とても感謝しています。 niftyというのは全くお仕着せの塊! ロリポップとは全然違いますね。 これからもいろいろ教えて下さい。 どうかよろしく。 もぐら MAG00736@nifty.ne.jp 9. Re:おめでとうございます もぐら   2005年02月06日(日) 16時40分 ありがとうございます。これからも宜しくお願い致します。 top.goにもご高見を頂き、たいへんありがとうございました。 もぐら MAG00736@nifty.ne.jp 6. Re:祝開設♪ もぐら   2005年02月06日(日) 16時38分 ありがとうございます。 これからも頑張って私の旅を進めます。 どうか宜しくお願い致します。 5. 祝開設♪ 金月銀星   2005年02月05日(土) 02時22分 サ−クル開設おめでとう御座います 旅のほうでは、お世話になりました       金月銀星 4. おめでとうございます 上原輝男   2005年02月03日(木) 23時09分   もぐらさん(^^)おめでとうございます。   いやはや。また、よろしく、お願いします。   3. 開設おめでとうございます 覧人(らと)   2005年02月02日(水) 17時24分 こんにちは、某フォーラムの覧人です。 開設されてと聞いたので、ご挨拶にうかがいました。 では、とりあえず挨拶まで。 2. Re:サークルはじめました。 もぐら   2005年02月02日(水) 10時00分 「モンタージュ」は実物とかなりかけ離れています。念のため。  もぐら MAG00736@nifty.ne.jp 1. サークルはじめました。 もぐら   2005年02月02日(水) 09時58分 短歌サークルをはじめました。  短歌を愛好されるみなさまの、サロンとして、どうか ご自由にご利用下さい。  ご投歌、ご意見、ご批評、情報、ご連絡、なんでも ご活用下さい。  もぐら MAG00736@nifty.ne.jp