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11:モルヒネを点滴されて玩具乞ふ母は童であれば泣きつつ 老い母の頭を撫でてゐる 吾の目を見て父さんと呼びくる母の
往に給ふ前日母は明るくて、詩集を刊行したし、など言ふ。 もぐら モルヒネはもはや効かず、と医師言ひしことを聞きゐる我は悲しも。 もぐら
14:いのちより大事なものの二つ三つありて楽しき春の宵かな おかめひょっとこ賀状に捺しつつほのほのと嫁に行くのもいいかと思う
去年は鶏今年は犬とハンコばかり買ひつつ、数年行きそびれたり。 もぐら 子の二三腹にゐたらば、思ふことなど無からむ、と独り七草。 もぐら
03:我し若し混沌ゆ生れしものにあらば、再び混沌の底に沈まむ。 我し若し空より到りしものにあらば、再び空の高みに昇らむ。
混沌の無き空間は無し、と言ふ。されば我が身は空なる混沌。 もぐら 空間に混沌起こせし、我と言ふ不条理なる身を、恥ぢにけるかな。 もぐら
15:カタカナでしか愛せない秋葉原の冬青空に乾く稲妻 新宿の空にしたたる寝待月ああ誰かひらがなで殴って
新宿に呑む良しアキバに呑むも良し、人集ふところなべて酒あり。 もぐら ゴールデン街に人生の転機あり。No天気たりし我はしか言ふ。 もぐら
.. 2/ 7(Tue) 16:58[53] |
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