■ウェブ歌壇高点歌■  タブ↓ シフトタブ↑
   
■ウェブ歌壇高点歌2004/06-2005/05
2695:バラ咲きて癒しの香り我が庭に 幾歳育てし我が子の如く はなえ
2691:これ以上続けることの詮なきを別れる事で答えをだしぬ 翔子
2680:こころざし半ばで降りる仕事場に心残りの背に桜散る 窓蛍
2674:夕暮れに石焼き芋の売り声が静けさ破り腹の虫鳴く 窓蛍
2665:たまゆらの旅情を胸にきざまんと主婦の顔捨てて窓辺によりぬ 浜田道子
2657:あでやかな振袖姿ひとの子のうらやましきかな春の訪れ 風蘭
2650:薄汚れたビルの谷間にまだ見えるそのままでいてどうか雪富士 遊
2635:息絶える場所を探しているのかもしれない ハートの形の落ち葉 朝倉美樹
2622:生まるれば双子だったと思いつつ目玉焼きの黄身三つ平らぐ るり
2606:枝先にさびしく咲きし返り花 鳥もいぶかり突きをるかな 鳳仙
2595:幾億のノミ打ち振られし龍門の石窟仏像微笑むばかり よだ
2585:立ちこめる海霧に灯りを潤ませつ 闇間に揺れる釣り小舟かな 鳳仙
2580:冷ましたいものなどはなく 過ぎし日の線路の軋みだけを忘れず 遼川るか
2557:灼熱の太陽かげり打ち水にゆるやかな風すず虫聞こゆ 風蘭
2545:雨の夜はをさなに帰る 覗き込むみづたまりには母とゐる夢 遼川るか
2525:消えて行く命の重き でも何もなかったようにまわる世の中 月恋
2520:子の寝冷え気遣ひながら若き妻そっと掛けたる己がジャケット 鳳仙
2517:海の歌うたえる子らに寝たきりの老女は和しぬ声にならずも 浜田道子
   
■ウェブ歌壇高点歌2003/06-2004/05
2440:嘘ひとつ吐きとおすことの苦しさに珈琲ごくりと音させて飲む るり
2344:水色のシーツに残りし移り香の人偲びつつ回す洗濯機 蓮華草
2342:しゃきしゃきと稲株切りて溢れ出づる芳ばしい香は遠き秋日 kanda
2336:銭湯の程よき広さに生じたるマイナスイオンをいっぱいに吸ふ 橘真知子
2290:いくたびも花火は空に燃え尽きて光は暗きに流れ帰らず TANK郎
2199:台本のような会話を交わしつつ 新しい教室に少女ら集う めぐみ
   
■ウェブ歌壇高点歌2002/06-2003/05
【特別賞】1534:閉ざされて一月足らず工場の門に蔓草伸び始めたり 猿太
1620:八人の子供育てし母に今趣味もてと言えば寂しき顔す 浜田道子
1577:この年の収穫終へて夕暮れの畑に吾の長き影立つ ユク
1541:飛行機の窓から見えるどの国のものでもないただ暁の空 ちょくこ
1445:終着駅過ぎても続く赤茶けた線路の先を見つめていました 夢の浮橋
1437:かたくなな生徒が始めて語る夢非常階段夏風の中 nanami
   
■ウェブ歌壇高点歌2001/06-2002/05
【特別賞】1345:葬式の終わりし家の庭に咲く鬼百合二本猛々しくも 弥生
【特別賞】1298:己が巣へ戻りそびれたゴキブリに朝六時の厨に出会う 弥生
【特別賞】1273:二人だけの六年生を送る歌 古き校舎の窓ふるはせる ユク
1360:思い切り手足のばして床を出る孔雀サボテン今朝咲いたはず tosiko
1353:新しき農作業着で皆揃ひ 春のまつりの準備ととのふ ユク
1346:思はざる場所にて咲けるネモフィラを見つけて頭痛ひととき忘る しかこ
1316:食物である証なる札つける きのう生れし仔牛の耳に ユク
1274:原野にはまだ雪深く残れども 娘と自転車買う日をきめる ユク
1254:自転車で長坂下れば音速を超えられるからみな得意顔 nanami
1237:十八の強気の我が子まだ明日があると言ひつつ残す夕飯 こだま
1050:湯上りの吾子の体を抱きとめて笑顔もともにタオルにくるむ 弥生
1048:此処でない何処かを求めボヘミアという名のビール一息に飲む nanami
1318:古利根に水の嵩ます早苗どき葦の若葉をあひる分けゆく tosiko
1270:見つめたい思いの分だけ見つめてもいい恋をする こんなあたしも 朝倉美樹
1264:しらじらと息苦しくて親指と人差し指でバスの窓ふく キャサリン
1157:君に会うチケット二枚暖める机に向かえば仕事も楽しき Keiko
1138:夕餉時に味噌買い忘れて飛び出せば淡く大きな満月浮かぶ 夢月里穂
   
■ウェブ歌壇高点歌2000/06-2001/05
【特別賞】0835:ウグイスが鳴いていますとメール打つ25階のビジネスマンヘ 木内美由紀
0746:テイタノサウルス(草竜)も眺めたかしら夕波が真珠(たま)ときらめく志摩の海原 始祖鳥
0659:柔らかく兎のように眠る子をそっとベッドへ運び込みたり 二宮正博
0548:穏やかな寝息をたてている君の鎖骨のあたりにうずくまる我 あきこ
0525:モニターに映るわが身の病巣に胃癌で逝きし父の声聞く 由実
0871:新しき写真機求む父はただ笑顔を家に残したしとて Ikebana
0847:パソコンを覚えし母が得意げな少女になりてマウスを握る ひろこ
0830:ふとどきな烏が我の白き手に排泄をして翔んでいくバカア 撫子
0792:白シャツのあなたの心を缶切りでコトコト開ける春の夜の夢 sayoko
0789:もう二度と将棋はせぬと父親が息子に負けてぽつりとこぼす 撫子
0726:子の頬を叩く夜もある十七の迷いは我も憶えているも こだま
0717:宙を飛ぶ学ランひとつ影となり重さを捨てし友を妬みぬ 川原秀星
0640:最終のバス停で待つ母の目は哀しく迎ふ我が反抗いを こだま
0632:「かあさん」と吾子は昔の呼び方で風邪の治りを布団から告ぐ こだま
0605:あんまんをぱくぱく食べるにくまんをぱくぱく食べる傷ついている 北宮隆行
0596:縄跳びの一抜けニ抜け暮ゆけば風もう冬の気配をまとふ みなみ
0541:よちよちと独り歩きの花子さんあたり構わず五七五七七ならべ 花子
0527:「マナティって背中にうぶげがはえてるね」 きみのせなかにもうぶげがあるよ 銚子成彦
0525:モニターに映るわが身の病巣に胃癌で逝きし父の声聞く 由実
0492:無理やりの雇用創出いかにせむシルバー人材今日も床掃く 早雲
0488:インターネット独り立ちできぬ花子さん息子頼りにルンルン投歌 花子
0464:旧姓を呼べば振り向く秋日傘 笑顔たちまちあの日の君に みなみ
0408:ぎこちない会話途切れて少年はカンナ見あげる少女見つめる 由実
   
■ウェブ歌壇高点歌1999/06-2000/05
0355:へぼなれど 卓球2時間打ち合えば 流れる汗をぬぐうも楽し ひまわり
0352:君と逢い別れし須磨の海岸に ましろき貝殻二つならべて さや夏
0330:帰るなりランドセル投げ大声で「宿題はない、行ってきまーす!」 穂野佳
0320:許すにはあらねど時の行くうちに笑みて相見る二人となりぬ サイキア
0299:「今日の夜、何が食べたい?」「何にする?」そう語り合う二人になりたい いずみ
0291:何事も無かったような 一瞬のエレベーターの中 君のくちづけ いずみ
0192:吾と君の距離図りつつ進み行く須磨浦山上ロープウェイ  さや夏
0091:今日君は51才になったはず日付け確かめ乗車券捨つ えみはは
0068:ぼうぼうと歩くこの街太陽の位置さえ知らず夕焼けも見ず ゆかり
0039:閉ざされし少女の胸の貝ボタン数えてみれば七つありけり マリア
0025:ふたりして切り傷つくる夏の夜 パイナップルの果汁したたる かずら
   
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